週末は相変わらず福井で有意義にすごしました。
恒例の福井市内各地区運動会には12年間雨で中止の年を除いて毎年参加して10箇所以上まわっています。
日の出地区では今年民主党の候補予定の方と隣あわせになりましたのでお互いエールを交換いたしました。
いつも訪問する森田地区は雨で延期、母の生まれ故郷酒生も延期で残念でしたが、有権者と直接お話できる貴重な場所です。
日曜日アオッサで北陸新幹線促進大会が開催され小里先生がお見えになり、私は来賓第一に発言いたしましたので、かなり念入りな準備をして鹿児島新幹線の落成式に私が鹿児島まで行ったことも紹介しました。
行事の圧巻は月曜日の福井県農政連総会でした。農業会館8階ホールが県下各地区の分会長様でぎっしりと埋まりました。
私は福井県の農業に目下二つの敵がいると切り出しました。
ひとつは自由貿易協定を米欧と結ぼうと声高に経済財政諮問会議で主張する一部経済界・学者である。日本の農業を外国に売り渡せと主張するとんでもない輩である。
もうひとつはある野党代表である。この人は戸別所得政策と称してこれまたとんでもない宣伝をしている。生産価格と市場価格に差が出たら国が補償すると一見耳に聞こえの良いことを言っております。
しかしこれには前提があり関税を自由化すなわちゼロにすると言っています。そうでなければ米価格が下落する前提の政策を言うわけがありません。米国ですらWTOで日本は現状の10分の一すなわち70%まで下げよと言っているのに、この人はゼロが良いと言っているのです。その結果は日本の米価の5分の一の中国、それ以下のアメリカ、オーストラリア、タイの米が日本に流入し日本の米価は一万円以上も下落いたします。
その日に生産価格と市場価格の差を国が補償しましょうと言っているのです。総額は12兆円(!)で対応すれば良いと昨年春には言っていましたが、最近はその政党は1兆円と言っています。
一兆円を350万農家で割れば一農家あたり30万円です。
まやかしの甘く聞こえる農政で国民を騙す者は敵であると発言いたしました。
またその野党は小農家を自民党は切り捨てると宣伝いたしていますが、集落としてまとまればこれを一単位として認め直接補償の対象にするというのが政府の進めようとしていることです。これは担い手が
高齢化する現状、機械購入に振り回される現状を打破するための改革
のひとつとして打ち出されたものです。
野党はいま参議院選挙に勝つ為になりふり構わぬ宣伝攻勢をしかけ、県内の野党候補予定者も舌なめらかに格差攻撃をしているようですが、財源も示さずおいしいだけの話には裏があります。
posted by 松村りゅうじ at 05:52|
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地元福井県
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